腎臓 -7つの機能-
腎臓には7つの機能があります
- 老廃物の排泄
生物は、寝ているときでも常に老廃物を産生しています。活動量が増えれば産生量が増加しますがゼロになることはありません。産生される老廃物はクレアチニンや尿酸、尿素窒素などですが、これらを尿として排泄します。
- 水分調節
腎臓には150-200㍑/日もの血液が流れています。この血液の中から尿を生成し、身体の中の水分の量を一定に保ちます。水分を取りすぎれば直ぐにトイレに行きたくなるのはそういうことです
- 電解質の調整
体内での電解質には、ナトリウムやカリウム、カルシウムなど様々なものがありますが、これら電解質の血中濃度を水分量の調整と共に行っています。
- PHの調整
血中のpHを一定に保ちます。
pH7.4±0.05という狭い幅で調整します
- 造血刺激ホルモンの分泌
エリスロポエチンと呼ばれるホルモンを分泌します。不足すると血中のヘモグロビン濃度が低下し貧血になります
- ビタミンDの活性化
カルシウムの吸収の効率を高め、骨形成に関与します。食物からの摂食か日光の紫外線により皮膚で作られ、腎臓で活性型ビタミンDと呼ばれるものになります。不足すると骨密度が低下し骨折などに繋がります
- 血圧の調整
レニン-アンジオテンシン-アルドステロン系と呼ばれるサイクル回路があり、血圧低下を感知すると腎臓からレニンが血中に分泌される。最終的にはナトリウムの再吸収を促進させるアルドステロンを分泌させてナトリウムを体内に留めることにより血圧を高める。
備忘録メモ